佐世保で塩酸が相浦川に流出した原因や被害は?窓は開けちゃダメ?

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長崎県佐世保市で希硫酸と塩酸を積んだトラックが事故で積んでいた希硫酸と塩酸を流出させました。

消防隊が対処に当たったとのことですが、塩酸は川に流れてしまったそうです。私は理系というわけではないですし、塩酸なんて中学・高校の時以外扱った記憶がありません。

そんな私にとっては、塩酸と聞けばかなり危険というイメージがあるのですが、実際のところどれだけの被害をもたらすのでしょうか?

窓を開けないように注意喚起がされているようですが、窓を開けたままで何が危険なのかや流出の原因などを調べてみました。

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塩酸流出事故の概要

聞いただけで恐ろしいと感じる事故ですね。塩酸と希硫酸が流出したとのことです。事件概要はざっくりと下記にまとめました。

  • 発生日時:2017年1月7日午前6時ごろ
  • 事故の場所:長崎県佐世保市矢峰町
  • 長崎県の佐世保駅から北に約5~10kmくらいのところに位置しています。

  • 事故原因:トラックがスリップしたことによる事故
  • 被害:積み荷の塩酸と希硫酸が流出

佐世保市では早朝はかなり冷え込んでいたこともあって、おそらく路面が凍結していてトラックがスリップしてしまったのでしょう。

その事故で積み荷の塩酸と希硫酸が流出。塩酸に至っては相浦川への流出ということです。朝日新聞デジタルではこのように伝えられています。

希硫酸は流出が止まったが、塩酸は近くの相浦川(あいのうらがわ)にも流れ出したといい、市が周辺住民に注意を呼びかけている。
(引用元:http://www.asahi.com/articles/ASK1K3RD0K1KTOLB001.html)

近隣に住んでいられる方にとっては本当に怖いですね。事故も住宅の前で起きていますし。

佐世保市のホームページ上では、緊急情報としてこの事故について発表されています。最新情報については佐世保市のホームページに随時更新されていくと思います。

相浦川や周辺への被害は?

気になるのが周辺への被害ですよね。私は塩酸=危険と思っている人間ですが実際のところはどうなのでしょうか?

市からの発表によると、この事故に関する健康被害はまだ確認されていないそうです。(14時時点)消防の迅速な対処のおかげですかね。

日本ソーダ工業会の資料では下記のように説明されていますが、今回流出したものは20%でしたし、すぐに対処されたから問題が出ていないのかもしれません。

塩酸は不燃性の無色透明又は淡黄色の液体で、25%以上の濃度のものは発
煙性(塩化水素ガス、塩酸ガス)がある強酸です。
(引用元:http://www.jsia.gr.jp/data/handling_02.pdf)

しかし、塩酸が道路などに流出して周りのものにかかっているでしょうから、人には被害が出ていなくても道路の修繕や対処などで被害が出てくると思います。

それにけがなどは無くても臭いなど今後数日の生活が大変そうです。

窓を開けないでと注意されているそうですが、おそらく刺激臭がすることから誰も部屋の窓は開けないだろうと思います。

相浦川への被害は?

直ちに人的被害は確認されていないとのことですけど、相浦川へ塩酸が流出したのって魚とか水質に問題はないのでしょうか?

14時現在では河川の影響に関しては調査中の様でホームページ上で確認できません。

流出した2000リットルのうち、どれだけの量が川に流れ込んだのかも現在は発表されていないのでどういう状況かは詳細はわかりませんが、全く被害がないということは無いんじゃないでしょうか。

しかし、直接川に流れ込んだというわけではなく、排水溝を伝ってということですから、そんなに大量の塩酸が流れ込んではいなさそうです。逆にそのせいで排水溝も洗浄する必要があり、被害は増えているとも言えますが。

水道水については相浦川から水のくみ上げを行っていたようですが、事故が起きた1時間半後に水のくみ上げは中止されました。

本日発生しました交通事故に伴う相浦川への塩酸流入につきましては、現在相浦川からの取水は中止し、ダムから取水を行っております。市民の皆様におかれましては、安心して水道水をご利用ください。
(引用元:佐世保市水道局)

公式ホームページでも水道水は問題ないと発表されていますので、塩酸が漏れたから水が使えないってことは無いようです。

過去にもあった京都での塩酸流出事故

こんなあぶない事故!と思ったのですが、たまたまYoutubeを見ていると、同様の事故でさらに被害が大きいものが2年前の2015年に京都で起きていました。

この事故では6500リットルの塩酸が流出し、男性一人が軽傷ですが気分が悪くなり病院へ搬送されました。

この時には塩酸の刺激臭が広がって近隣が大迷惑したそうです。

まとめ

今回の事件では塩酸が佐世保市の矢峰町で流出し、排水溝を伝って川にまで流れ込むという事件が起きました。

おそらく近隣には臭い臭いが立ち込めているでしょうし、窓は絶対に開けない方が良いでしょう。

過去に起きた京都での同様の塩酸流出事故でも刺激臭があって大迷惑だったようです。

今回は消防隊もすぐに対処をして健康被害も確認されていないそうなので、ひとまずは安心ですね。

しかし、今後は塩酸がかかったところの洗浄や損害賠償、相浦川への影響など課題は山積みです。

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